龍蛇神

信仰・儀礼

【研究ノート】滋賀県の龍神祭祀社

はじめに  この記事は日本の龍神(水神)信仰史の研究の一環として、龍神を祭祀または龍の伝説を有する滋賀県内の神社をまとめ、若干の考察を加えたものである。 <凡例> ■龍神祭祀社とは次の二種をいう。①社号(新旧問わず)または祭神(主客問わず)...
参拝の記録・記憶

尾長天満宮摂社(龍神社と水神社)の謎【Hiroshima-Wandelinger10】

JR広島駅の北側にある二葉山の麓に、十程度の寺社が点在する。そのうちの七つが「七福神」として連携、独自の御朱印を出すなどして参拝者を集めている。  特に人が多いのは鶴羽根神社で、正月三が日などには境内の半分くらいまで参拝待ちの列ができるほど...
信仰・儀礼

龍神とナーガに関する四十四の解説(インド・中国・日本の龍観とその変遷)

【例 言】 本記事は諸文献を参考に東洋の龍及び龍神の信仰や文化について概観してみたものである。記述は学術的であることを心がけたが、一方で「筆者の龍神信仰」の側面も持つ。その客観と主観が織り成す龍は、過去の人々の龍観を踏まえて、現代の一日本人...
神社

広島県の龍神祭祀社一覧

広島県の龍神祭祀社一覧 【更新履歴】 2024/01/29:「相殿/合祀系」を追加。 2024/01/18:公開 【例言】 神社の採録について  広島県神社庁発行『廣島縣神社誌』(1994)をベースに、筆者が現地で見つけた神社も追加した(適...
参拝の記録・記憶

龍宮神社(広島市佐伯区海老山町)塩屋神社末社

鎮座地:佐伯区海老山町8-12 龍宮神社 【由緒】 創建は明治26年 五日市漁港に鎮座。 平成二年(1990)に塩屋神社へ合祀。 間もなく相殿から小祠(境内社)へ遷座。 塩屋神社境内末社 例祭:旧三月十日 【祭神】  『廣島縣神社誌』の編纂...
民俗伝承[日本]

貴布禰神社(呉市豊浜町)【広島県の龍神祭祀社】

読み方:きふね-じんじゃ 鎮座地:呉市豊浜町 祭神:闇龗神、市杵島姫命 『廣島縣神社誌』未掲載社 創建年不詳。 伝承によると、市杵島姫命は当初、瀬戸田の生口島いくちじまに鎮座。後に大崎上島を経て嚴島へ遷ったといい、その途中に御手洗みたらいの...
民俗伝承[日本]

清水谷神社(広島市東区)【広島県の龍神祭祀社】

鎮座座標:広島市東区温品8-13-2 【主祭神】 高龗神 別雷神 帶中津日子命 品陀和気命 息長帶日売命 <相殿> 大穴牟遅神 彌都波能売神 赤根龍神(あかね) 大地主神(おおとこぬし) 市杵島比売命 伊弉冉尊 奥津日子神 奥津比売神 大田...
神社

貴船神社(安芸郡府中町)多家神社末社【広島県の龍神祭祀社】

鎮座座標:安芸郡府中町宮の町3-1-13(多家神社表参道脇) 【祭神】 髙龗神 別雷神 大山津見神 由緒不詳。 多家神社は神武天皇が着船し逗留した「阿岐國多祁理宮」(『古事記』)、「安藝國埃宮」(『日本書紀』)に比定される神社で、相殿に大己...
神社

貴船神社(江田島市沖美町)【広島県の龍神祭祀社】

旧称:龍宮、龍神社 祭神:龍神? 【由緒&伝承】  約400年前に建立。  龍宮、龍神社と呼ばれて居たが、地元では「ジュンゴの宮」とも呼ばれた。  ある漁師が沖合で網漁をした時、同じ石が何度も上がるのを不思議に思い、御神体として祀ったところ...
神社

長笹八幡神社(広島県北広島町)【広島県の龍神祭祀社】

【祭神】 罔象女神 五常龍神 足仲津彦命 【由緒】 天文五年(1536)、小祠造営。 寛永十五年(1638)下殿河内村堀鄕の八幡宮から勧請。 慶応三年(1867)現在地へ遷座。本殿再建。 昭和38年、社殿改築 例祭:10/29 やや曖昧な表...
参拝の記録・記憶

【雨降る霊山】大山阿夫利神社(下社)【Kanagawa-Wandelinger第3話】

神社までの道のり  石倉橋停留所からバスに乗り終点で降りると、観光案内所で手書きの観光地図をもらった。  その地図によればこの辺りには七不思議や妖怪スポットがかなりあるらしい。  梅雨の夕暮れ時、岩場の清水が湧き出ているところに時々小豆を洗...
参拝の記録・記憶

日本龍蛇神回向の旅05 奈良県「室生龍穴神社(本宮)」

車に戻るとすっかり冷めたコーヒーを二口飲んで、県道沿いにある本宮の方へ向った。  神社はすぐに見つかった。先ほど追い抜いていった車も停まっている。  高木の茂る境内は意外と広く、入口に天を突くような大木が二柱、天然の鳥居のようにそびえている...