『狛犬と狛うさぎに会える神社―東天王・岡﨑神社―』

神社

 
 東天王ひがしてんのうの由来は、平安遷都せんとの際に建てられた四方のやしろのうち、東の社に該当したためという。
 ただ869年に社殿造営し、播磨国はりまのくにから牛頭天王ごずてんのう勧請かんじょうしたとする説も紹介されて居るので、当初は奇稲田姫命か八柱御子神が主祭神であったか。
 このことは、祇園社(八坂神社)の神紋として知られる木瓜紋もっこうもんを、八幡系に多く見られる巴紋の上に乗る(あるいは削り取る)ように配置している点からも指摘できる。
 またうさぎと言えば大國主神おおくにぬしのかみであるが、この神社の場合は、東=干支かんしに該当すること、主神二柱ふたはしらがたくさんの御子神みこがみをもうけられたこと、かつて地域一帯にうさぎさんが多かったことに依るそうです。(参考:岡﨑神社公式サイト)

 高みからにらみを効かす狛犬は歴史と威厳を感じさせる。
 対して狛うさぎはどれも新しいもので、台座も低く、子供にも親しみやすい雰囲気である。





僕はバスで行きました。「岡﨑神社前」が最寄りで、「東天王町」という停留所も割と近いです。バスの時刻や旅の計画に合わせて撰ぶと良いでしょう。

うさぎの絵馬と縁起物

祭神
速素盞嗚尊(すさのを-の-みこと)
奇稲田姫命(くし-いなだ-ひめ-の-みこと)
三女五男八柱御子神(やはしら-の-みこがみ)

狛犬:境内・参道、境内・拝殿前
狛うさぎ:境内各所

鎮座地
京都市左京区東天王町